陥没カルデラを形成する噴火
21世紀初頭において、「カルデラ盆地」や「カルデラ湖」は、1回 - 数回の噴火で現在の陥没地形が形成されたと考えられ
ている。すなわち、1回の噴火の噴出物量が非常に多い巨大噴火であったと推定される。歴史上、1815年のインドネシアの
タンボラ火山の噴火で噴出物が100km3にまで達したが、この大きさは日本の赤城山の全部の体積に相当する。
日本では、紀元前3,000年頃まで陥没カルデラを形成する巨大カルデラ噴火が度々発生していたが、それ以後はカルデラを
形成するような噴火は発生していない。しかし、同一カルデラからの大規模噴火は、その間に数万年 - 数十万年の期間が
あるために、将来も発生しないという保証はない。
古い解説書などには、「カルデラは成層火山の山頂が噴火で陥没してできる」などと書かれている場合があるが、その後の
研究によりカルデラのできる場所は成層火山の山頂とは限らず、もともと何も無かった場所で巨大噴火が起こってカルデラ
ができる場合もあることがわかってきた。箱根カルデラは富士山のような巨大な成層火山の山頂にできたと考えられていた
が、20世紀末以降の研究では「巨大な成層火山」の存在は否定されつつある。十和田湖・洞爺湖・屈斜路湖などではカルデ
ラの周囲は古い地層からなっており、成層火山はなかったと考えられている。また、阿蘇山の外輪山は、ほとんどが阿蘇カ
ルデラそのものの噴出物からなり、やはり、巨大成層火山はなかったと考えられる。
「陥没カルデラの生成モデル」。クレーターレイクカルデラの場合。陥没カルデラの形成メカニズムには大きくわけて2種
類あり、これに従って内部構造も2種類ある。
ピストンシリンダー型
バイアス型
地下の巨大なマグマ溜まりから地表に向かって環状の割目ができ、そこからマグマが大量に噴出し巨大噴火となる。噴火と
並行して、空洞になったマグマ溜まりに地面が陥没し大規模な円筒形の凹地ができる。アメリカのバイアスカルデラを代表
とする。日本にはこのタイプのカルデラ地形はないが、過去にそうであったと推定できる環状の割目やその内部を埋める噴
出物は各地で見つかっている(こういった「元・バイアス型カルデラ」を「コールドロン」という)。
キラウエア型
主に玄武岩質で流動性の高いマグマが、真上に噴火はせずマグマ溜まりから側方に移動して、空洞となったマグマ溜まりに
地面が陥没し円筒形の凹地ができる。ハワイのキラウエアカルデラを代表とする。日本では伊豆大島や三宅島などが、この
タイプと考えられている。
じょうご型
ピストンシリンダー型より小さく、環状割目ではなく1個~数個の火口から噴火し、周辺の岩石は破砕されてマグマ溜まり
跡の空洞に落ち込みじょうご型の凹地を形成する(これはすぐに土砂で埋まって平坦な盆地となる)。以前は「クラカトア
型」や「クレーターレイク型」などと呼ばれていたが、代表とされるクラカトアカルデラおよびクレーターレイクカルデラ
が、じょうご型ではないらしいことが判明したため、現在では「じょうご型」と呼ぶ。日本のカルデラの多くはこのタイプ
と考えられていたが、最近の研究では、じょうご型でないモデルもいくつか提案されている。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
100万年以上前には日本にもカルデラがあったことが分かっているようです。
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